ついに・・・
アタシは朝からソワソワしていました。
それは・・・
九州新幹線全線開通イベント車が走る朝だからです!!
アタシの父はいわゆる国鉄マンでした。
焼酎で酔っ払っては、夜な夜な小さなアタシと妹に
「アンタたちが大人になるころは、新幹線でどこにでも行けるようになってるよ。」
と、当時のアタシと妹にはホントなのか酔っ払いのうわ言なのかわからない話を聞かせてくれました。
だけど、アタシと妹はその話をワクワクしながら聞いていました。
焼酎のにおいをプンプンさせる父は嫌だったけど、新幹線の話は好きだったなぁ・・・^^
アタシの通った小学校の校庭に沿うように、鹿児島本線が通っていて、いつも踏切の音や列車の走る音が聞こえていました。
両親は、特別な列車が鹿児島に来た!!といえばその度に小さなアタシ達を連れていってくれました。
そしてアタシは結婚するまで線路がすぐそばにある社宅で暮らしていました。
アタシの毎日にはガタンガタン列車の走る音が一緒でした。
そして・・・
ついに父たちの夢やアタシ達の思い出も乗せて
九州新幹線が走りだします・・・^^
雨の中、レインボーにペインティングされた新幹線に歓声をあげて、手を振っている子供達の後姿を見ていると、
あの頃のアタシと妹と重なって・・・
(ノд